企業にとって、自社の過去10期を振り返ることはとても重要です。特に新しい幹部に知ってもらうことは、これからの企業の方向性を定めていく上で有効となります。
例えば、「リーマンショックで売上が半分になったが、リストラを最小限にとどめ、給与も全員にしっかりと支給したことで、次の回復につながった」など、過去の経営の成功と失敗を共有するのです。また、売上、人員数、給与総額などの推移を分析することも効果的です。従業員だけ増え、売上と付加価値が増えていない企業も多く存在するからです。
このように、過去10年で自社がどう推移しているのか、しっかりと押さえておくことが重要となります。