ある小規模の企業では、業務分担と責任が明確ではありませんでした。

もちろん、営業の社長、製造の息子、経理の母親と役割はできていましたが、意思疎通と情報の共有、そして自分の責任をしっかりと認識できていなかったのです。しかし、本人達は十分過ぎるほどやっていると思っていました。

小規模の企業は、ここが甘いことが往々にしてあります。組織上やっていても、本人の能力や意識の問題から、役割が明確でなく、責任も曖昧なところが出てきてしまうのです。そして、いつしかそれが企業文化になり、企業の体質となって業績に反映してしまうのです。

中小企業では、役割と責任を組織で明確にして、少しずつでも能力アップを図っていくことが必要不可欠といえます。