キャッシュマネジメントとは、不測の事態に陥らないように、キャッシュポジションが安心できるレベルを維持することです。

そのためには、常にキャッシュベースで事実を追っていき、半年先の予想と決算着地を追っていくことが重要となります。どのようなキャッシュの傾向か、どこまで許容するかを常に考えていくのです。経営者に対しては、現在のキャッシュポジションがどうで、現状のままいくと「こうなる」と伝えることで、危機感を与えることもできます。

社内の人間は、経営者に対してこういったことはなかなか言えません。会社の内容を把握し、将来を予想するのが経営者の仕事です。現状のままズルズルといかないためには、経営者の決断を促すことが重要となります。