企業の資金体質を知るには、B/Sを5年から10年確認するのが手っ取り早い方法となります。この時の見るポイントは「借入金の増減」です。
例えば、借入金が増加傾向にある場合、それに伴い何の資産が増加したのかを確認します。運送業であれば、車両の投資に伴い借入金等が増えたというケースです。どの企業も投資によって売上が伸び利益が残るわけではありません。むしろ、投資をしたことで順調に売上が伸びるケースの方がまれだと言えます。
企業を見る際は、投資等によって売上が順調に伸びない中で、どのように努力して今に至っているのかを確認することが重要となります。これにより、企業の本当の力を知ることができるのです。