資金繰りの分析にあたっては、まず資金繰り表を見る前に、「企業活動の年間の大まかな流れ」を把握しておく必要があります。
企業の売上が伸びる時期と落ち込む時期、在庫を積み増す時期、消費税の支払い時期、設備投資の必要時期などを大まかにとらえて、借入金の必要額と時期を把握するのです。
このように、企業活動の年間サイクルを踏まえて、資金繰りの実績や予定を見ていくことが重要となります。また、「企業の体質」も資金繰りに大きな影響を及ぼすため、企業の体質が表れる「売掛金の回収状況」をしっかりと押さえることも、資金繰り分析のポイントとなります。