今回は、ある小売業者の事例をご紹介します。

こちらの小売業者は一時期業績が悪化していたものの、様々な対策を打つことで改善傾向となり、粗利率も上向きになっていました。しかし、売上は一日60万円が最大で、伸び悩みの状況が長く続いていました。

この理由を探っていくと、以下2つのことが判明したのです。

① 郊外店のため車で来店するお客様が多いのにも関わらず、駐車場のスペースが狭い。
② レジの台数が少ないためお客様を待たせてしまい、不要なストレスを与えている。

これらを改善したところ、ついに売上60万円越えを果たすことができました。

このように、物理的なものがネックになってしまうことは往々にしてあります。しかし、経験があるほど思い込みは深刻なことが多く、なかなか気づくことができません。これまでの感覚に頼るのではなく、常にゼロベースで見直すことが重要となるのです。