とある食品製造小売り業者は、今期も過去最高益を計上しました。しかしそんな中でも、製造の見える化は十分ではありませんでした。

やはり、基準が無い中で作業の時間短縮を指示しても、社員にとっては「うるさい社長」に過ぎません。社員も何となく、「これくらいのスピードで・・」と自分の中での基準を持っているからです。

そこで、製造工程1つ1つを洗い出し、○分という基準を設定して運用することにしました。そしてそれらを紙に書き、ラミネートして貼り出したのです。この効果は絶大でした。やはり、目にするだけで、潜在意識に入るのだと思います。この会社では、この効果により製造が誤差5分以内に縮まりました。潜在意識をどう活用するか、それは社長の大きな仕事と言えるのではないでしょうか。