成り行きで資金繰り分岐点を算出すると、多くの経営者が愕然とします。特に、設備投資(経常外)、借入返済(財務収支)を入れると、資金繰り分岐点は予想を大きく上回ります。
また、成り行き予想(変動比率、固定費の2から3%アップ)を出すと、ここまでやらねばという数字が算出されます。それをベースに、月次の資金繰りに反映させることが重要となります。月次への展開など、ここで現実的な数字とのすり合わせ作業を行うのです。
売上金である経常収入を固めに見て、どこまで回収ができるか全てキャッシュベースで考えると、甘えは許されないことが分かります。こういった事態には、全社員が本気になって取り組まなければならないのです。