資金繰りを好転させられるかどうかは、つまるところ、正しい管理ができるかどうかにつきます。
しかしながら現実は、社長が走るだけ走る、という会社がほとんどではないでしょうか。社内に資金を残すためには、管理できる人が必要不可欠で、ただ忙しく走り回っても利益は残りません。
例えば、相手に言われた通りの支払いを続けていては、資金は残りません。どこを削り、どこを合理化していくか等、社長と経理が一緒になって考える体制を作るのです。社長が１円も無駄にしないという強い意識を持ち、その企業文化を全社員が共有することが重要です。
資金ポジションと債権債務の正確な把握をすることで、無駄なお金も出なくなります（貸付、設備投資）。この資金で借入金を返済すれば、金利削減につながり、より一層強固な財務体質になっていくはずです。そうすれば、社長はなお良い財務にして行こうという意識になります。ここまで行けば完璧です。
